当方は平成11年(1999年)に合格しました。幸いにして2年の試験勉強で合格できました。ここでは、そのときの経験のうち、受験界ではあまり言われていないことで受験生に役立ちそうなことを書きたいと思います。
ゴール点を把握すること
- 受験機関や合格体験記では、勉強法についてはよく述べられていますが、いったい受験生がどのような状態になったら合格できるか、についてはあまり言われていないように思います。この点について、1次試験についてはボーダーラインが公表されますので把握しやすいと思います。2次試験については、結局のところ、”すべての科目”において、”どのようなこと”を聞かれても、”最重要事項”を落とすことなく、”論理的に”、回答できる必要があると思います(ささいなミスに目くじらを立てる必要はないと思います)。
- ゴール点は、”本試の日に”、自分をそのような状態にもっていくことだと思います。
現時点の自分を把握すること
- では、現時点の自分の状態はどうでしょうか?特許法など各法域について、それぞれどのくらい知識が蓄積されているでしょうか?1次試験のスピードに対応できますか?2次試験で自分が書きたいことを的確に論文へアウトプットできますか?
勉強方法はゴール点からの逆算で
- 上記の2つを把握したら、何を勉強すればよいかはわかると思います。例えば、特許法については最終合格レベルにあり、意匠法が1次試験合格レベルであったら、現時点では、特許法より意匠法を勉強すべきだと思います。知識があるのに論文がうまく書けないのなら、論文を書く練習をすべきだと思います。
- ただし、1つの科目ばかり勉強すると、他の科目のことを忘れていってしまうので、短期間の周期で、各法域の勉強を配分したほうがよいと思います。自分の状況に応じて、各科目の配分割合を変える必要がありますが。
- もう1つ。ゴール点は、本試験の日です。模擬試験でいくら点数がよくても本試験には全く関係ありません。現時点から本試験の日までの期間、どのように”すべての”科目を勉強していくかが鍵です。
受験機関について
- 受験機関はいろいろな講座を提供してくれますので、非常に役立ちます。ただ、漫然と講座をとっていても、効率が悪いように思います。やはり、勉強スケジュールを含め自習がメインで、受験機関はサブ/ペースメーカといった感じのほうがよいと思います。受験機関に合格させてもらう、というより、受験機関を使って合格する、といった感じでしょうか。
受験仲間について
- 受験仲間も重要です。本当の仲間は精神的な助けになります。お互いの状況を考えて、他の人の迷惑を掛けないことが重要です。この辺の距離感が保てないひととは、疎遠にしたほうがよいかもしれません。
(Aug,2004)